頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばん)とは
「ヘルニア」とは「飛び出る」こと。椎間板ヘルニアとは「飛び出た椎間板」のことです。椎間板は本来、衝撃を吸収するクッションの役割をしていますが、それが壊れて飛び出ています。ヘルニアが神経を圧迫すると、神経症状(痛みやしびれ)が起こります。「どの椎間板にあるのか」によって、神経症状がでる部位(腕や指先など)がちがいます。また壊れた椎間板自体も痛いので、首の痛みも起こります。
症状
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腕〜指先:痛み・しびれ
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首~肩 :痛み・しびれ
- 肩甲骨 :痛み・肩こり
- 足の脱力(重症例)
※片側だけ痛むケースが多いです。
治療例
52歳男性 頚椎椎間板ヘルニア
2ヶ月前から左首から肩、腕、親指までのしびれと痛み。近くの整形外科で頸椎ヘルニアと診断され、薬と首の牽引で2ヶ月間通院するもいっこうに良くならず、当院へ。当院では星状神経節ブロック、頚部硬膜外ブロックなど計4回行った。3週間後には、ほぼ痛みはなくなった。