星状神経節ブロック(SGB)とは
星状神経節という首の前にある交感神経に麻酔薬を注射することで、神経の緊張を押さえ、上半身の血流を改善する注射です。血流を改善し痛みやしびれを和らげ、炎症が起きていたり傷んでいる部分を回復させることを目的に行います。治療には保険が適用されます。
血液をサラサラにするお薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を内服されている方は、星状神経節ブロック(SGB)ができませんので、別の治療法を提案させていただきます。
星状神経節ブロック(SGB)はどんな痛み・病気に効きますか
・頭痛:(偏)片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛
・帯状疱疹:頭・顔・上肢・胸部
・頚部痛:首のヘルニア、頸椎症、肩こり、むちうち
・その他:顔面神経麻痺、突発性難聴、眼の閉塞性動脈硬化症、花粉症、自律神経失調症など
星状神経節ブロック(SGB)の概要
■注射の痛み ★☆☆☆☆
■注射の深さ 約2cm
■レントゲン透視 -
■費用 1060円
※注射の痛みはあくまでも目安です。個人差などで本来明確に比較できないものをあえて表現しています。
※3割負担の場合の注射のみの概算費用。初診料や検査料は別途。
星状神経節ブロック(SGB)の流れ
準備
血圧測定後、ベットで仰向けに寝ていただきます。
注射
消毒し、注射は30秒ほどで終了します。注射の痛みは個人差はありますがチクッとする程度でひびくような痛みはありません。
安静
ベットで20分程度安静していただきます。
医師と効果判定
医師と注射の効果判定を行い、帰宅していただくことになります。
星状神経節ブロック(SGB)が打てない方
血液をサラサラにするお薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を内服されている方は、星状神経節ブロック(SGB)ができませんので、別の治療法を提案させていただきます。
注射後、気をつけること
■当日の激しい運動は控えてください。
■入浴は、注射後6時間以上時間をあけてください。
■注射の回数に制限はありませんが、1週間に1回が目安です。