股関節注射とは
股関節をレントゲンで透視しながら、痛み止めを注射する関節内注射です。
比較的浅い位置に行う注射のためレントゲンを使わなくても実施できますが、股関節周囲には血管や神経があるため、レントゲン透視下で行う方が安全です。
保険が適応されます。画像は変形性股関節症に対する透視下の股関節注射です。
レントゲン透視画像で股関節を映し出し、関節ほう(関節の袋)内部に痛み止め薬剤を注射します。
血液をサラサラにするお薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を内服されている方も受けられます。
股関節注射はどんな痛み・病気に効きますか
股関節の痛みに効きます。
適応となる疾患は変形性股関節症、股関節炎などです。
股関節痛とは
股関節痛の原因は主に単純な股関節炎によることや、
どちらも症状として、荷重時や股関節局所の痛みがみられ、
一般整形外科では 投薬や股関節の運動療法が中心になると思いますが、当院では、レントゲン透視装置を使い、
症状
脚の付け根、股関節が痛い
大腿の前側に電気が走る
原因
股関節の変形や炎症により起こる痛みです。
日頃、
また、生まれつき変形がおきやすい人もいます。
股関節注射の適応疾患
変形性股関節症、股関節炎
股関節注射の概要
注射の痛み:★☆☆☆☆
注射の深さ:4 cm
レントゲン透視:○
費用:240円
※注射の痛みはあくまでも目安です。個人差などで本来明確に比較できないものもあえて表現しています。
※3割負担の場合の注射のみの概算費用。初診料や検査料は別途。
股関節注射の流れ
すべて過程においてスタッフがお手伝いさせていただきます。
準備
トイレは注射の前に済ませておいてください。
待合室で血圧の測定を行った後、レントゲン室へ移動し、レントゲン台の上で仰向けになります。
服は注射する股関節部分をめくっていただきます。
神経ブロック
股関節周囲を消毒してから、神経ブロックを行います。神経ブロック自体は10秒以内に完了します。
待合室で待機
安静は必要ありません。歩いて待合室へ移動していただきます。
医師と効果判定
最後に医師と神経ブロックの効果判定を行い、終了となります。
股関節注射が打てない方
仰向けになれない、股関節を伸ばせない方は注射ができないことがあります。
注射後、気をつけること
■当日の激しい運動は控えてください。
■入浴は、注射後6時間以上時間をあけてください。
■注射の回数に制限はありませんが、1週間に1回が目安です。